研究会の主旨

ゼオライトは、固体酸・塩基触媒、触媒担体あるいは吸着・分子剤として、基礎・応用両面において、依然として活発に研究が進められています。しかしながら、特に最近では、 UTD-1やCIT-5など14員環のゼオライトも報告されるようになり、合成の分野はますますの活況を呈してきました。応用分野においても、分離膜、センサーなど様々な新規な分野の開拓が試みられています。こうした新規な構造をもつ物質の合成、高機能性触媒・材料の設計開発に当たっては、ゼオライト構造の制御技術の確立が重要であることは当然のことと思われます。一方、ゼオライトの生成機構に関する知見は、過去30年以上に渡る研究成果の蓄積にも関わらず、甚だ不十分と言わざるを得ないのが現状です。ようやく、TEM、NMRに代表される構造解析技術の長足の進歩などによって、経験的、ブラックボックス的に取り扱われてきたゼオライト合成の分野にも光が当たりつつあります。

本研究会は、ゼオライト合成をキーワードに、シリケートの科学、ゼオライト合成、計算機科学、構造解析の科学に携わる研究者・技術者が、幅広く情報を交換、議論し、その成果を発信する場としたいと思っています。

本研究会の簡単な規約

1.
規則性多孔体の合成と機能に関する研究会に、「会員」の資格を設ける。
2.
会員は、本MLおよび触媒誌への広報により募集する。
3.
会員は、研究会が開催する勉強会などClosedなmeetingに参加する資格をもつ。(Closedなmeetingに、会員以外の世話人周囲の方が参加することは構わない)
4.
会員は、本MLの購読者となる資格をもつ(購読者は必ず会員になっていただく)
5.
会員は、本研究会のWEBサイトにアクセスする資格をもつ。
6.
当面、会費等は徴収しない。
7.
入会希望者は、kubota-yoshihiro-sr@ynu.ac.jp(@を@に変更)へ、氏名、所属、連絡先(TEL、FAX、E-Mail)を明記の上、申し込む。あるいは、同様の内容を、窪田までご連絡いただく。

本研究会の世話人

秋山 聰(三井化学)、
荒木泰博(ENEOS)、
伊藤宏行(エヌ・イー ケムキャット)、
稲垣伸二(豊田中研)、
今井裕之(北九州市立大)
犬丸 啓(広島大学)、
近江靖則(岐阜大)、
小笠原正剛(秋田大)、
小倉 賢(東京大)、
織田 晃(名大)、
片田直伸(鳥取大)、
北畠拓哉(三井金属)、
釘田強志(帝京科学大)、
桑原泰隆(大阪大)、
佐々木優吉(JFCC)、
陳 寧(東ソー)、
辻 勝行(昭和電工)、
辻 祐樹(旭化成)、
津野地直(広島大)、
椿範立(富山大)、
西山憲和(大阪大)、
野村淳子(東工大)、
林 幹夫(三菱化学)、
福岡 淳(北海道大)、
本田一規(日揮HD)、
松岡雅也(大阪公大)、
松方正彦(早稲田大)、
三村直樹(産総研)、
横井俊之(東工大)

メーリングリスト

規則性多孔体の合成と機能に関する研究会では、研究会活動に対する連絡は全てメーリングリストに対して行なっております。

1.
会合、勉強会等の日程打ちあわせ、御案内
2.
最新情報の交換
3.
研究の仲間募集

責任者:窪田好浩(本研究会世話人代表)
メーリングアドレス:porous@porouscatal.sakura.ne.jp(@を@に変更)
本研究会ホームページ:http://porouscatal.sakura.ne.jp/

ホームページ上では、会員の皆様方から提供いただく「ミクロポーラス物質の合成レシピ」集を閲覧できます。閲覧には本研究会会員であることが必要となっております。